秋田昌美 「わたしの菜食生活」(太田出版)
書籍コード ISBN4-87233-979-7 C2070
絶版になった本書の一部を公開しました。
- はじめに
- 私の一日
- 我が家の動物たち
- ベジタリアニズムについて
- ベジタリアンの食材について
- 食品添加物について
- アニマルライツ運動について
- PETAについて
- 動物のための反戦
- 肉食禁止の歴史
- あとがき
「この本のサブタイトル“Cruelty Free Life”とは、欧米のベジタリアンの間では広く使われている言葉で『動物虐待のない生活』という意味です。人間は動物の肉を食べるだけでなく、毛皮を衣類にしたり、ペットショップで売り買いしたり、動物園で見世物にしたり、さまざまな動物虐待を行っています。
わたしは地球上から動物虐待がなくなれば良いと願っています。そのために誰でも出来ることが、まず肉食を止めてベジタリアンになることだと思っているのです」
「肉食とそれを供給する家畜制度が莫大な量のエネルギーを浪費しており、地球規模での環境破壊の大きな要因であることは歴然としています。しかし、おかしいのは環境問題を語る人々の多くが畜産の問題には触れず、また依然として肉食をやめようとしないことです。肉食の問題を棚上げにしてエコロジーを説くのは偽善でしかありません。」
「人間中心主義の考え方を捨てなければならないと思います。人間中心主義とは他の種に対する差別です。」