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Summer of 1971

1971年には毎月のように大物ロック・アーティストが来日していました。今考えると信じられないメンツです。
7月17日には後楽園ホールで「ロック・カーニバル#6」としてグランド・ファンク・レイルロードの公演が行われました。雷雨の中、数万人の観客が絶叫したという伝説のコンサートです。会場に入りきらない二千人の若者がハレ・クリシュナに煽動されて暴徒と化しフェンスを破壊したり紙クズに放火したりして機動隊も出動して凄い事になりました。
もちろんコンサートも熱狂的なもので、私たちは濡れながらスタンドに立ちすくしていました。その時横にいた友人がはいていたベルボトムのジーンズがとてもカッコ良いと思った記憶があります。
8月6日、7日にはピンク・フロイドが箱根の芦ノ湖で開催された「アフロディーテ」フェスティバルに出演しました。これはたぶん外タレを多数招聘した本格的な野外ロック・フェスの日本で最初の試みでした。ピンク・フロイドの他に1910フルーツガム・カンパニー、バッフィー・セント・メリー他、日本のジャズやロック、フォークのアーティストまで色々出演しました。
その日は雨上がりで何か夢のような気分でした。何か未知なものと出会いにゆく心持ちで会場まで直行の満員バスで揺られた記憶があります。たしか「原子心母」を演ったはずです。
そして9月23日と24日には「ロック・カーニバル#7」としてレッド・ツェッペリンの公演が武道館で行われました。時期的には「III」が出た後でした。チケットを見ると24日は真っ昼間にやったのですね。今思えば、最高にカッコ良かった頃のツェッペリンを見れたという事だけでありがたいです。
さらに、なんとその翌日の9月25日には野音でUFO公演がありました。まだミック・ボルトンがギターだった時代のUFOです。けっこう間近で見たので迫力満点だった記憶があります。僅か1時間程度の演奏でしたがベースのピート・ウェイが最後は指を血まみれになるまで演奏した熱いステージでした。会場はすごい熱気に溢れていて観客は興奮状態でした。ゲタ履きに長髪を振り乱しながら踊り狂うフーテンに圧倒された記憶があります。この日の実況録音はアルバム「UFO/Landed Japan」にもなっています。

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Rock Carnival #4&Rock Carnival#5

ロック・カーニバル#4はフリー公演、そして#5はシカゴ公演でした。
フリーは待望のブリティッシュ・ロック初体験です。「オール・ライト・ナウ」で絶頂期のフリーが最高でなかったはずはありません。ベースを弾くアンディー・フレイザーのねちっこい動きやポール・ロジャースのマイクさばきは印象的でした。
二日目はなんとオールナイトで未成年だった私がよく出かけたものです。この日のアンコールの時にちょっとしたトラブルがありステージを蹴散らしてオーストラリアへ向かったフリーは解散してしまいました。

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Rock Festival in Hibiya

ロック・フェスの拠点となった日比谷野音では頻繁にコンサートが行われるようになりました。「日比谷ロック・フェスティバル」は4月3日と4日の両日開催され、日本のバンドが勢揃いしました。特に話題を呼んだのがジュリーとショーケンの新しいバンドPYGの登場でした。これにはロック・ファンからの「帰れ!」コールもあったようです。
3日のプログラムを見るとタージ・マハル旅行団がいるので、たぶん私のタージ・マハル初体験がこのコンサートのはずです。この日だったかさだかではありませんが、タージ・マハルのパフォーマンスで鮮明に覚えているのは野音のステージの床にタクワン石をもくもくと打ち付けて演奏するメンバーの姿です。これにはぶったまげました。この日はその他、陳信輝、ブラインドバード、頭脳警察等が出演したようです。
ところで来る4月12日、13日にはブラック・サバスが「マスター・オブ・リアリティー」をひっさげて来日して厚生年金でやるはずでしたが結局キャンセルになってしまいました。せっかく両日の最前列チケットを入手したのに…。

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