ブライアン・A・ドミニック著「Animal Liberation and Social Revolution(動物解放と社会革命)」は1997年に地下出版された小冊子です。Veganarchism(ヴィーガン+アナキズム)の観点から、動物の解放と社会革命の同時進行が必要だと述べています。人間社会の様々な抑圧、人種差別、性差別、年齢差別などと動物に対する種差別は同等であり、また、肉食を止めろとただ唱えるだけでなく、肉食文化を支える商業資本主義社会そのものを破壊せよ、というのがその主旨です。
ベジタリアンが食べている野菜や穀物も資本主義社会の商品の一つである、という事実をしっかりと見据えたアニマルライツの視座が必要です。我々がいやおうなく組み込まれているこの社会は動物虐待というシステムを育んでいる社会であり、我々が消費したお金や払った税金は巡り巡って動物虐待に間接的に結びついているかもしれないという危惧を忘れてはいけないでしょう。
小冊子は著作権フリーなので以下のサイトなどからダウンロードできます。
http://www.freegan.at/ar_social_revolution.htm