1976年2月1日と5日にフランク・ザッパの公演がありました。ザッパ・フリークだった私たち(当時のバンド仲間たち)にとってはまさに待望の公演でした。ザッパのギターを中心にした荒削りなハード・ロックなスタイルでとても新鮮でした。ロイ・エストラダもいました。「Filthy Habits」「Black Napkins」「The Illinois Enema Bandit」「The Torture Never Stops」などの新曲が特に印象深く、ドラムは若きテリー・ボジオでした。
数年前デンマークでMr.Bungleと共演した際になんとテリー・ボジオが居てあの時のライブの話をすると「まだ駆け出しの頃だったよ…」みたいな事を言って照れていました。
ザッパ公演の二日のうちどちらかは忘れましたが雪が降っていました。
10代最後の冬の終わりの事です。
レイシーの来日公演の前にこれがありました。
おそらくこちらが半夏舎の最初の企画だったようです。
1976年1月13日から17日までお茶の水の日仏会館ホールで行われたイベントです。全部は見ていません。
このあと1月20日に新宿安田生命ホールで半夏舎主催の7時間ぐらいに及ぶフリー・コンサートがありました。たくさん出てましたが、裸のラリーズのライトが眼に痛かった事、たしか、大人数のセッションで阿部薫がドラムを叩き、灰野さんが客席でサックスを吹いていたような記憶があります。
年月日はさだかでありませんが高柳昌行ニュー・ディレクション・ユニットが渋谷ジャン・ジャンでやっていたマンスリー・ライブのチケットです。
当時町田の某音楽スタジオにバンドの練習に行ったら地元のバンドで有名だった「外道」が居て、何故かドラムの人にスネアのミュートの仕方を教わりました。ティッシュをガムテで貼付ける独特のものでその後ずっと真似してました。久しぶりに「外道」を聴いたら、「日本版Pink Fairies」とでも言いましょうか、特異な位置にあるバンドでカッコ良いですね。
ルー・リードはこの年に「メタル・マシーン・ミュージック」を出しています。今ではジョン・ケイル、トニ・コンラッド、アンガス・マクリーズ発掘音源などの研究によって「メタル・マシーン・ミュージック」がラ・モンテ・ヤングの永久音楽劇場の影響だったのはなんとなく分かりますが、何故1975年だったんでしょうか? だから凄かったとも言えますが。
間章氏の半夏舎の招聘でした。
Vegan Straight Edge Noise Project by Masami Akita